何回も観たい映画です。

キューブリックの遺作らしいのをはじめて観る。パーティに参加した主役夫婦は役者をしらないぼくでも知ってるトムクルーズとニコールキッドマンの美男美女。よって、ふたりが別々になるとニコールのもとに男がナンパにやってくる。踊りながら延々と口説き続けるが、それがまあ長いのでいつまで踊ってるんだと眠くなってくる。一方のトムのもとにもふたりの女性が速攻で声をかけてくるがそれも納得のイケメンっぷりだ。このあとも劇中で何度も女からナンパされるが自然な成り行きにおもえるほどにスゴイイケメンである…。しかしそこに急患が（トムは医者）…ときたので女性とはそこで別れそっちにいく。ずいぶん時間をかけてことなきを得たが、状況が状況なので相手から「このことは内密に」と頼まれる。そしてパーティのあとでニコールがトムに「…あなた、あのふたりとヤッたの？」と聞いたので思わず爆笑してしまった…。まさかとはおもうが「ヤッてないと弁明したいが事情は説明できないので嘘の言い訳を重ねるほどいっそう浮気を疑われる」という展開になるんじゃないだろうな、そんなしょうもない話を映画でやるのかよ…と思ったから…。そしてそのとおりになりその過程でトムが「女性には性欲がない」というむかしの映画だから仕方ないかもしれないがずいぶん時代錯誤なジェンダーバイアスのかかった理屈を述べるとニコールが自分にも性欲はある、過去に浮気願望もあった…と神妙にかたるのを真顔で聞き続けるトム…。こんなの笑うだろう…。…本作の政治的文脈をみると男性に「強さ」が求められるマチズモ万歳なアメリカ社会における文系ないし理系男のアイデンティティの脆弱さ…とでもいうものが伺え、あきらかに医者よりもオツムも弱そうで年収の低そうな体育会系の男たちから同性愛者だろと偏見的な罵声を浴びせられるシーンが有るし、ついでにトムとニコールの身長もその暗喩になってるので、冒頭のパーティでニコールに声をかけてくる男は彼女より背が高く、トムに声をかけてくる女性もトムとほぼ同じか若干高いか…という身長であり、ニコールはいつも髪を上で束ねているので並んで歩くとトムより背丈が高い。という状況で「強くあらねばならぬ」という美人の嫁をもらったがつりあっていると自信がもてない夫が己に欠けているマチズモを獲得せんとするわけだ…。さよならドラえもんは小学生だしBTTFだって高校生だよ…医者にまでなってまだンなこと言ってるのか…そんなくだらない話を映画にしないで頂きたい…。ちなみに先の浮気願望の相手が海軍士官とあったのでたぶんトムの出世作である海軍映画のトップガンとひっかけているのだろう…。あの映画では海軍たちが男子学生のノリだったが、女はその上官にあたる男に抱かれてもいいと思ったと。…つまり、軍人になってもいつまでも大人にならずに子どもみたいで居続ける野郎達よりも女性はより強い大人の男を求める…だからお前も妻との関係に不安をいだくなら北方謙三の風俗にいけじゃなくてまずは目の前の妻と向き合ってやることをやれや、という男が大人になるならないの通過儀礼の話…要は毎度お馴染み「現実に向き合え」と「夢だけど夢じゃない」のはざまでグルグルするビューティフルドリーマーなので、ラストがこうなのである…。もっと簡単に言うと「子どもをもうけて”親”になった夫婦といっても長年いっしょにいれば倦怠期にもなるし男と女なのだから浮気願望もときには芽生えるでしょう、妻への愛や子どもへの想いもつかの間忘れて目の前の性欲に流されてしまうことだってある、でもそれは妻…女性だって一緒なんですよ、それでもそこは長年連れあった夫婦なんだから、失敗は誰にでもあるわけだし一度の過ちですべてを無にするのもアレだ、なによりも子どもの未来を第一に考えなくちゃいけないから、話し合いなどによって夫婦間のトラブルをできる限りソフトランディングさせていきましょう」というただそれだけの話に2時間半も費やさないで頂きたいが、映画界の巨匠が「グルグルはくだらんのでやめろ」と最後に言い残していった意義は大きい気がする。まあ誰も聞く耳もちゃしなかったので今でもみんなグルグルしているが。話の構造はイソップ童話とだいたい一緒なので、しょうもなさすぎて何度も大笑いしてしまったが、たぶんキューブリックが意図的にギャグ映画を取ろうとおもったのだろう。しょうもない話で超イケメンのトムにシリアス真顔をさせていればウケる！と。シリアスにすることをギャグとして活用するというのはこの時代の映画としては気が利いているようにも。マチズモを獲得せんと娼婦を買う決意をするときにシリアス顔のトムが手を叩くので面白い。終盤でキミは自分がどういう場所にいたのかわかっていたのかね…と学生が校長先生からコンコンと説教されるみたいなくだりも笑いがとまらない。そしてそんな学生気分がまだ抜けてないまま、映画のラストで「いったいまず何をすればいいんだ」と答えが最初からわかりきっている問いかけをトムがニコールに向けると、絶対にこう答えるだろうなあ、とおもったとおりのことを寸分違わず言って映画が尻切れトンボみたく終わる旧劇エヴァみたいな脱力エンドに失笑して観終わりましたのでたのしいギャグ映画でした。

「そして氏素性や顔などの枝葉を省いた選ばれた人間によるクローズドな儀式こそが最も種の保存に適した純粋な形態」というそれ自体が思いあがりではないか。単に動物の一種に過ぎないヒト科のヒトにどんな選択基準があるのか。それは本当に有効か。有効？何に対して？？今回見ていて思うのは全ては夢のまた夢。それをキューブリックは辛うじて見せることが出来た、のかな？ラスト近く、二コール・キッドマンの寝顔が少女のようなのはキューブリックの指示かと思うけれども、指示されてそれが出来るのは大したもの。ホント。

多分、これを制作した監督は何かを伝えたかったのでしょう。ただそれが私には何かわかりませんでした。ビルと言う男性は『自分の妻で娘の母親だから信頼している』と偉そうに言いながら、自分はコールガールを買おうとする、明らかに危険な乱交パーティーに潜入して追い出される、コールガールを訪ねて応対した女性と関係を持とうとする（服を脱がせていた）等、一言で言うと馬鹿で自己中な男です。自分は父親じゃないの？妻に偉そうに言っておきながら何してるの？とツッコミ入れたくなりました。ニコール・キッドマンの演技だけしか心に残らなかったし、☆は彼女の為です。

恐ろしくテンポが悪いのは、20年以上前の映画なので仕方がないとしても、内容が全然分からない。難解でメッセージ性を込めました風の作りにしたいのはよく分かったんだけど、そんな深い内容なの？これ。とにかく女性の裸をこれでもかと不必要なまでに映しまくるだけで低俗極まりない。

ニコールキッドマンもトムクルーズも超絶な美形ですが、どうしても演技力に難がありますよね。どうしてもセレブというよりも、成金感が出てしまってます。そして、アリスを口説く最初の初老の男もしつこいだけで、魅力がない。ニコールキッドマンの裸は本作の見所の一つですが、綺麗過ぎて、芸術品みたいで、ちょっとセクシーさに欠けます。そして、アメリカ系の映画の悪い所である、男女の喧嘩が低次元な嫉妬で、そのセリフがすごく安っぽい事。展開やテーマ、シナリオはとてもいいので、その辺もっと練って作ってくれないかなと思います。

あのスタンリーキューブリックの遺作にして最高傑作と豪語していたらしい今作ですが、一般人にはそこまでウケないんじゃないかなと思うので星3としました。個人的には4ぐらいかな…w内容は、マンネリ化した夫婦生活に嫌気が差していた主人公トムクルーズが古い知人に再会し、謎の儀式に行ってしまい、それをキッカケに恐ろしい体験をしていくというもの。結局、あの連中はなんだったのか？この映画のメッセージはなんだったのか？なかなか難解なので、映画評論家たちの解説を見てみると評価は変わるんじゃないかな？と思う。(映画だけで理解しきれないタイプはあんまり好きではない)トムクルーズとニコール・キッドマン当時は夫婦だったし、スタンリーキューブリックの遺作ということで見てみましたが、内容はまあまあでした。結構難しいかな。

スタンリー・キューブリックの遺作になった話題作だが、これは、キューブリック自身がイルミナティのメンバーであり、その内幕を描いた作品だと言われている。彼は、その秘密儀式を公にした為に暗殺されたと噂されている。内容的には男女のSEXがテーマになっている。イルミナティは血族を大事にすると聞いていることから、SEXは同じ血族を守って行く大切な儀式になるのだろうと思った。１９９９年の作品のようだが、この頃の作品では、キアヌ・リーヴスの「マトリックス」が有名だと思う。私は、マトリックスは好きで何度となく見た。今、そのキアヌ・リーヴスと「アイズ・ワイド・シャット」の主演のトム・クルーズとの運命を比べた時、全くの正反対になってしまった。トランプ率いるQチームによって、DEEP STATE側のトム・クルーズは、逮捕され、もう処刑されたか、処刑されるのを待っている状態にある。キアヌ・リーヴスも一度は、処刑者リストに載ったが、彼は、イルミナティへの潜入スパイをしていたとう、実はQチーム側だった。最近、ネット上にキアヌ・リーヴスからのメッセージを見た。日本人向けに日本語ではっきと彼は言った。「いい加減、目を覚ませよ、サムライ！！」と。

この映画のテーマは色んな捉えかたあります。人間の性衝動とタブーの観念、闇の組織の秘密に触れた者の末路。ポイントは市民はこういう支配者層の老人達に金や欲でコントロールされていて、秘密を知ってしまったら消されたり、死にたくなかったら何もなかったことにされる。クライアントの男性が事実を織り交ぜながら何もなかったと洗脳してくるところが、すごくリアルだと思った。そういう夢みたいな世界をずっとやって来ているということなんでしょうね。こういう刺激的な儀式の映像みたい人はゴッタルトトンネル開通式おすすめですよ。気持ち悪くなります。

夢で沢山の男と行為をしてしまう妻と、売春婦の部屋や売春屋敷？に行ってしまった夫。ラストシーンでお互いの愛を確かめる形で終了。ただなぜか、今回の１件は反省すればいい、寧ろ乗り越えられたことは褒められることくらいに建設的な考えを持つ妻に対して（We should be grateful that weve managed to survive through all of our adventures.Only as sure as I am that the reality of one night let alone that of a whole lifetime can ever be the whole truth.）、実際に行動に出ている（行為はしていないが）夫が妻をやや咎めるスタンス（And no dream is ever just a dream.）に違和感。実際に行動に出ていなくても、深層心理で他の男を追い求めている妻の方が、本質的に「浮気」という事か。。。そうゆう共通認識が夫婦にはあり、だからこそ妻も当然のように釈明したのか（The important thing is were awake now and hopefully for a long time to come.）。いずれにせよ、そもそも事は大して重大じゃなく、二人は愛し合っていたと確認したまで、お互いの発展のために学びがあったかというとそうではないのではと思った。あのスタンリーキューブリック監督が込めた思いはなんだったのか、非常に気になる。＃ところでこの時トムクルーズ37歳、驚くべきほど、若い。MIP6にて、56歳であれだけのアクションができるのは頷ける。人より10歳以上衰えが遅いんだ、きっと。15